細菌由来の配列や薬剤耐性マーカーを含まない400bp超のバックボーン安全で効率的なノックインテンプレートなどとして利用可能
目的の遺伝子を導入するために通常使用されるプラスミドベクターのバックボーンは一般的に1.5 kb以上で、薬剤耐性遺伝子が含まれています。 耐性遺伝子があることによって、細菌のスクリーニングや培養は容易になりますが、一方、遺伝子・細胞治療の分野では、耐性遺伝子の残留物が体内に持ち込まれるリスクがあり、薬剤耐性による安全上の問題が生じる可能性があります。
ベクターバックボーンを小さくすることは、発現をより安定させ、トランスフェクション効率を高くすることができ、その結果、RNA 転写とタンパク質発現のレベルが向上します。
GenScript では、薬剤耐性マーカーのない小さな環状二本鎖DNA合成サービスとして、GenCircle dsDNA を開発しました。
ベクターのバックボーンは薬剤耐性遺伝子、細菌由来の配列を含まない、わずか400bp超のサイズで、宿主株の外では複製されません。
GenScriptの20年以上におよぶ高い遺伝子合成技術を用いることで、お客様は任意の目的の遺伝子を含む GenCircle dsDNA を合成することができ、遺伝子および細胞療法研究の安全性と効率を向上させることができます。
細胞治療
トランスポゾン/トランスポザーゼ ベクター CRISPR ノックイン テンプレート
遺伝子治療
AAV/レンチウイルスパッケージングプラスミド、非ウイルスベクター mRNA調製テンプレート
DNAワクチン
抗原発現ベクター
細胞株/モデル動物の構築
耐性遺伝子が挿入されておらず、宿主外での増幅がない
CpG アイランドなどの細菌由来の配列が除去され、発現がより安定
同等量のプラスミドと比較して、より高い遺伝子発現 より高いトランスフェクション効率を実現
ノックイン効率 最大30 %向上 ウイルス力価 最大3倍向上 転写レベル 最大 4 倍、タンパク質発現レベル最大20 % 増加
1) GenScriptで遺伝子合成をし、その後GenCircle dsDNAを合成する
2) お客様よりGOIを含むプラスミドを提供いただき、そこからdsDNAを合成する
#その他のGOIの長さ、および収量をご希望の場合には直接お問い合わせください
結果:従来のプラスミドを用いた方法と比較して遺伝子ノックイン効率が 最大30%向上
結果:従来のプラスミドと比較して、ウイルスの力価が最大3倍、ITR配列がより安定し、耐性遺伝子の使用も避けられた。 • 慢病毒包装
結果:従来のプラスミドと比較して、転写産物レベルが最大4倍増加し、免疫応答が低下
結果:蛋結果: 従来のプラスミドと比較して、タンパク質発現量が最大39 % 増加した
GenCircle dsDNAサービスは、さまざまな長さのターゲット遺伝子を対象として、これまでに世界で数々の注文をお受けしています。